昨年末、写真撮影やコラボレーションをさせて頂いているアーティスト
重富 豪さんが仏 ルーブル美術館内、カルセール・ルーブルにて行われた
ナショナル・デ・ボザール展に日本国庇護の元、代表招待作品として
作品展示をされました。
私もその現場の撮影もあり初めてヨーロッパへ行ってきました。
自然だけでなく、建造物含めどこもかしこも絵になる風景。
何も見ないでシャッターを切っても素敵な風景が撮れてしまうような場所が
沢山ありました。
パリに着いて写真を撮り始めてすぐに気がついたこと、
それはシャッター音が違ったこと。
シャッターメカが動いた時になるあの”パシャ”という音がとても
軽快で軽やかな音になった。それは湿度の低さによる影響です。
楽器などと一緒ですね。
日本にいるときには聞いたことがないその軽やかな音に
撮影するタイミング、自分の気持ちも変わってきます。
視覚という目で見た情報だけで写真は普段撮っているように思いますが、
実はどこから聞こえてきた音に反応してシャッターを切ったり、
香りがした方向を向いてシャッターを切ったり。
視覚だけではない他の感覚に沢山影響されて撮っているということを
気づかされます。
写真はカーヴ(ワイン農家)で試飲をさせていただいるときのものです。
これがまた美味しい。気分が良くなりまた写真も良くなる。