私写真家なんです。
そういってお話を始めるとかなりの確率で聞かれる事があります。
「遠いところまで撮りに行かれるですか?」
写真家=遠いところの綺麗な物をとりに出かける
というイメージが強くあるのかもしれません。
僕もありました。誰もこないような山奥や秘境に行って撮影するイメージ。
私の場合は真逆なんです。
身近なところで撮影した写真達。
Galleryに載せてある写真のほとんどが自分の身近にある風景達です。
遠くに行かないと美しい景色、知らない風景はないのだろうか?
そんな疑問を抱き、自分の足元、身近なところを見直すところから始めました。
庭、家族、毎日通る道。
写真コンテストで賞を頂いたこの写真も玄関先にあった鉢に植えられた植物です。
気づいていないだけでありとあらゆる場所に様々な美しさは潜んでいるのだと思います。
身近なところのに美しいものを発見したときに自分にこんな変化が起きました。
それは”大切にする気持ちが生まれた”ということです。
綺麗!!またみたい!だから大切にしたい!残したい!
今までなんでもなく見ていた植物やその存在を急に今まで以上に愛おしく感じて
大切にしようという気持ちが生まれました。